こんにちは、平松昭良です。

40代になると、多くの方がふと将来のことを考え始めます。教育費や老後、万が一の備えなど、頭では必要だと分かっていても、何から手をつければいいのか分からない――そんな声を、これまで数多く聞いてきました。ですが実は、私自身もかつては正しい向き合い方が分かっていなかった一人です。

若い頃の私は、生命保険の営業としてとにかく結果を出すことに必死でした。契約件数や数字ばかりを追いかけ、「どうすれば契約してもらえるか」という視点でお客さまと向き合っていたのです。

もちろん、その時はそれが仕事だと信じていました。しかしある時、本当にこの提案は、この人のためになっているのだろうかと疑問を抱くようになりました。契約はいただけても、どこか心に引っかかる感覚が残る。その違和感が、少しずつ大きくなっていったのです。

転機となったのは、話を聴くことに意識を向け始めたことでした。それまでは説明すること、提案することに重点を置いていましたが、あるお客さまとじっくり話す中で、「ただ話を聞いてもらえるだけで安心する」と言われたのです。その一言で、自分の役割は売ることだけではないと気づきました。相手の不安や背景を理解すること、その上で必要な選択を一緒に考えること。それこそが本来の仕事なのだと、ようやく腹落ちした瞬間でした。

ボランティアでの経験

さらにその考えを深めてくれたのが、ボランティア活動の経験です。そこで学んだのは、「何かをしてあげること」以上に、「ただそばにいること」に価値があるということでした。

ボランティア活動についてはこちらのサイトで発信しています。

すぐにできるボランティアから、気軽に始めよう【平松昭良】

相手の話を遮らず、評価せず、寄り添う。その姿勢そのものが、人の安心につながる場面を何度も目にしました。そして気づいたのです。これは保険相談とまったく同じ本質だと。保険は形ある商品ですが、その前に必要なのは安心して話せる時間なのだと感じるようになりました。

将来設計というと、どうしても難しく考えてしまいがちです。しかし実際には、もっとシンプルでいいと私は考えています。

たとえば、私は日々ジョギングをしていますが、最初から長い距離を走ろうとすると必ず続きません。無理をしてしまうと、かえってやめてしまう原因になります。一方で、短い距離でも自分のペースで続けていれば、少しずつ体力がつき、自然と距離も伸びていきます。

将来設計や保険の見直しも、これと同じです。大切なのは完璧に整えることではなく、無理なく続けられることなのです。

保険に入りたいのか、将来に対する不安を感じているのか

実際に相談に来られた40代の方の中にも、「保険のことはよく分からないけれど、将来がなんとなく不安で」と話される方がいらっしゃいました。

その方は特別な要望があったわけではなく、ただ今の状況や気持ちを整理したいという思いで来られていました。お話をゆっくり伺いながら、現在の保障内容や家計の状況を一緒に確認していくと、「自分が何に不安を感じていたのかが分かってきました」とおっしゃったのです。

最終的に大きな変更をしたわけではありませんが、「話せただけで安心しました」と笑顔で帰られたのが印象的でした。

まとめ

この経験から改めて感じたのは、将来設計の第一歩は決めることではなく、話すことだということです。生命保険は人生に寄り添うものだからこそ、その人自身の考えや状況を理解することが何よりも大切です。そしてそれは、一方的な提案ではなく、対話の中で見えてくるものです。

もし今、将来に対して少しでも不安を感じているのであれば、無理に答えを出そうとしなくても大丈夫です。まずは誰かに話してみてください。そこから少しずつ、自分に合った形が見えてきます。焦らず、自分のペースで進めていくこと。それが、長く安心できる将来設計につながっていくはずです。

投稿者 admin

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA